地域づくり基本政策 社会資本整備重点計画

沖縄ブロックの重点整備方針(主要事項)

1.沖縄ブロックの現状と課題

<自立的かつ持続的発展のための社会基盤の整備>

復帰後3次にわたる沖縄振興開発計画に基づき、主に本土との格差是正を目指してきたが、観光・リゾート産業を除く産業面での伸び悩みが見られ、自立的かつ持続的発展を図るためには基盤となる各種社会資本を整備する必要がある。

<自然災害などに対する安全性の確保>

台風や集中豪雨、津波、渇水などの自然災害などから住民の生命と財産を守り、安全で快適な住みよい生活環境を確保する必要がある。

<沖縄特有の自然環境との共生>

亜熱帯・海洋性気候の下、年間を通して温暖で、貴重な動植物が生息・生育する豊かな自然環境を生かし、自然と共生する社会を構築する必要がある。

<島嶼性に起因する不利性の克服>

島嶼性」は、非効率な側面がある一方で、特有の風土や文化をもたらしており、これらを生かした地域づくりを進める必要がある。また、離島の振興については、国土保全の観点を取り入れ、定住環境づくりなどを進める必要がある。

2.沖縄ブロックの目指すべき将来の姿(案)

沖縄の自立的かつ持続的発展を図るためには、沖縄が「①アジア・太平洋諸国に近接している」という地理的特性「②世界に誇れる美しい自然・景観を有する」とい、う自然的特性「③各地域が独自の個性的な風土や文化を有する」という地域的特性、を踏まえ「平和で安らぎと活力のある沖縄県を実現する」ことを目指す。

3.沖縄ブロックにおける重点事項(案)

◆自立型経済の構築と持続的発展を支える基盤づくり

県内及び国内外との連携を強化し、産業経済の振興や交流を支える「陸・海・空」の総合交通体系の整備を進めるとともに、企業の立地を支援するための関連社会資本の整備を進める。
また質の高い観光・リゾート地の形成に向け主要観光地などへのアクセス道路海洋性リゾート拠点、クルーズ船に対応した港湾施設、自然と文化財を生かした公園などの整備を進める。・幹線道路網の整備やITの活用などにより、道路交通の円滑化を図る。・空港や港湾などの整備により、人や物の広域的な移動・交流の拡大、効率化を図る。・国内外企業の立地を支援し、地域や経済の活性化を図る。・質の高い観光・リゾート地を形成し、入域観光客数の増加を図る。

◆安全・安心な生活の確保と災害に強い県土づくり

人口の増加や生活水準の向上、経済の発展などに伴い、今後とも増加が見込まれる水需要に対応するため、安定した水資源の確保やその有効利用を進める。また、自然災害や事故及びテロから住民の生命と財産を守るため、浸水対策、高潮対策、津波対策、土砂災害対策、渇水対策及び交通に関する安全対策などを進める。・安定した水資源の確保により、渇水被害を軽減する。・自然災害に対する安全性を確保するとともに、被害を最小限に抑える。・陸・海・空の交通に関する安全性を確保し、事故やテロの未然防止と被害軽減を図る。

◆沖縄特有の豊かな自然環境の保全・創出

河川、海域の良好な水質の保全を図るとともに、河川や沿岸域及び森林地域などの豊かな自然環境や地域環境の保全・再生・創出を進める。また、廃棄物のリサイクル、廃棄物処分場、静脈物流関連施設の整備、公共交通機関の利用促進など環境負荷の低減に向けた取組みを進める。・発生源対策を進め、河川・海域の水質保全を図る。・沖縄特有の豊かな自然環境や地域環境を保全・再生・創出する。・リサイクル資源の効率的な輸送体系を構築することにより、廃棄物の循環再利用を促進する。・公共交通機関の利便性を向上させるなど、快適な交通社会を実現する。

◆特性を生かした安らぎと活力ある地域づくり

沖縄特有の風土や文化を生かし、快適で住みよい地域づくりを支援するため、既成市街地の改善や生活基盤などの整備を進めるとともに、ユニバーサルデザインを促進する。また、離島における定住は国土の保全にもつながることから、暮らしやすい環境づくりを進める。さらに、事業の実施及び施設の管理に当たっては、住民参加を積極的に進める。・既成市街地での都市機能の更新、中心市街地の再構築により、地域の活性化を図る。・高齢者や身障者に配慮し、ユニバーサルデザインに基づく地域づくりを進める。・離島における交通基盤、生活環境基盤の整備により、定住環境の確保を図る。・住民参加による地域づくりや公共施設の整備・管理を進める。

「沖縄ブロックの社会資本整備に係る地域の将来の姿」(PDFファイル)