中央卸売市場の概要

1 卸売市場とは

 卸売市場とは、野菜、果実、魚類、肉類、花き等の生鮮食料品等の卸売のために開設される市場であって、卸売場、自動車駐車場その他の生鮮食料品等の取引及び荷さばきに必要な施設を設けて継続して開場されるものをいいます。卸売市場には、品揃え、集分荷・物流、価格形成、決済、情報受発信などの機能があり、消費者への生鮮食料品の安定供給に重要な役割を果たしています。
なお、卸売市場には、中央卸売市場、地方卸売市場及びその他の市場があります。

 (卸売市場の取引の流れ)

2 卸売市場の現状

 沖縄県には、中央卸売市場の沖縄県中央卸売市場と3地方卸売市場(県漁連、那覇地区漁協、沖縄県水産公社)があり、沖縄県内の消費者への生鮮食料品等の安定供給を担っています。

3 卸売市場の整備

 中央卸売市場の施設整備は、平成22年度を目標とする第8次中央卸売市場整備計画により進められています。
卸売市場は地域住民への生鮮食料品等の安定供給を支える重要な役割を果たしており、近年の食に対する安全・安心の関心の高まりから品質管理の高度化等を踏まえた施設整備を中心に進められています。

4 卸売市場制度の改正について

(1)近年の食品に対するニーズの変化等に対応した流通の効率化等を図るため、平成15年4月に「食品隆津の効率化等に関する研究会」は、委託手数料の弾力化など市場流通の規制緩和と競争原理の導入による効率的な流通の促進等を内容とした報告書を取りまとめました。
この報告書を踏まえ、卸売市場制度の今後のあり方等について、関係者や、広く国民の意見を聴くとともに、関係機関との協議・調整を行い、第159回通常国会において「卸売市場法の一部を改正する法律案」が可決、成立し、平成16年6月9日に交付されました。

(2)改正卸売市場法の概要
(趣旨) 
最近における卸売市場をめぐる環境の変化にかんがみ、生産・消費両サイドの期待に応えられる「安全・安心」で「効率的」な流通システムへの転換が図られるよう卸売市場における取引規制の緩和及び適正な品質管理の促進、卸売市場の再編の円滑化等の措置を講ずる。

(主な改正内容)

  • 卸売市場における品質管理の高度化
  • 商物一致規制の緩和
  • 卸売業者等の事業活動に関する規制の緩和
  • 仲卸業者に対する財務基準の明確化
  • 取引情報公表の充実

この法律は、公布の日(平成16年6月9日)に施行されましたが、委託手数料に関する規定については、5年間の準備期間を設け、平成21年4月1日から施行されました。