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事業内容
事業の目的
  宮古島及び来間島では、かんがい施設が皆無に近い状態であったため、恒常的な干ばつに苦しめられていました。このため、昭和62年度から平成12年度の国営宮古土地改良事業及び関連事業で畑地かんがい施設の整備とともに、平成元年度から平成12年度の農用地整備公団営事業で水源施設(地下ダム)の整備が行われたことによって、かんがい用水(主に6月〜9月の期別かんがい用水)が確保されました。
 しかし、その後、宮古島及び来間島でのかんがい用水確保に加え、特定病害虫防除や本土直行便の就航など生産流通条件の改善を背景に、かぼちゃや飼料作物の作付増加や施設野菜・施設果樹が導入されるなど作付けの多様化が図られたことによって水需要(1月〜12月の通年かんがい用水)が増加しており、これまでに整備した地下ダムだけでは用水不足が懸念されています。
 一方、伊良部島においては、畑作に必要な用水は、県営事業等で整備された一部地域を除き、

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大部分の農地は降雨に依存しており、島全体の必要水量を供給する水源が不足しているため、気象に大きく左右される農業経営を余儀なくされています。
 このため、本事業では宮古島に仲原地下ダム及び保良地下ダム、伊良部島に仲地副貯水池を新設し、宮古島、来間島及び伊良部島における必要水量を確保するとともに、揚水機、用水路等のかんがい施設を整備し、併せて関連事業により末端かんがい施設の整備及び区画整理を実施して、農業生産性の向上を図るものです。
事業による効果
干ばつの解消と収穫量の増加
  かんがい用水の確保により、干ばつによる被害が解消 されるとともに、適期にかん水することで作物の単収増加が図れます。

 
営農労力の軽減
  かんがい施設が整備され、ほ場まで水がくることによりこれまで給水所(V型施設)やため池まで水を取りに行っていた水運搬の労力が軽減されます。
多様な作物の導入
  かんがい用水の安定的確保により、これまで用水供給が不安定だったために作ることができなかった作物の導入が可能になり、栽培農家の選択が広がります。
国営事業の工期・事業費
■着手 / 平成21年度

 国営事業の総事業費は523億円(平成19年度単価)となっています。なお、末端部の用水路等については関連事業の県営かんがい排水事業等により、ほ場の給水栓までの整備を行う計画となっています。
 また、ほ場内のかん水施設については、農家負担となりますが作物に合わせてスプリンクラーやかん水チューブ等を自由に選択できます。

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