沖縄農業の特色
本土とは違い畑作が中心
沖縄の農業は、気象条件や地理的条件、歴史により他の都道府県とは異なる特色を有しています。
令和5年において、沖縄県の耕地面積は、田が751ha、普通畑27,500ha、樹園地1,880ha、牧草地6,000haとなっており、耕地全体に占める畑の比率は98.1%となっています。
他県に比べ稲作より畑作が中心となった背景として、以下の点が考えられます。

水牛を利用した農耕風景 昭和35年頃のカデシガー
<気象条件>
夏秋期に襲来する台風や冬期における北東の強い季節風の影響が強い。
<地理的条件>
河川がほとんど存在しないため、雨水に頼らざるを得なく、水不足になりやすい。また、塩害が多い。
<社会的背景>
1 沖縄では貢祖や食料として稲作が行われていましたが、1879年(明治12年)の廃藩置県以後は貢祖の金納が認められたことにより換金作物としてサトウキビを栽培する農家が増え、さらに1888年(明治21年)の甘蔗(サトウキビ)作付制限撤廃によって、稲作からサトウキビが中心の農業に変わっていきました。
2 1962年(昭和37年)のキューバ危機発生以降の砂糖価格の上昇により、多くの稲作農家がサトウキビ栽培に変えていきました。
